京都祇園の仕出し屋さんが作られているというだけあって、とても上品な味を楽しませていただくことができた。
あなごを使ったお弁当に間違いなし! |
お弁当の包み紙は、「京」という文字が目を引く "和" な雰囲気が出されているが、下の方に "あなごちらしごはん" の英語訳 " Rice with boiled conger eel" という説明がちょっとちぐはぐな感じを出しているのも、これまたおもしろい。
京都でお弁当を買う外国人はとても多いだろうから、意外とこのような説明は重要なのかもしれない。
下の英語がミスマッチ?(笑) |
早速、中身をいただきたいところだけど、包み紙にはこのお弁当の製造元である "立鮮調進なかがわ" からのメッセージが添えられている。
"立鮮調進" いい言葉 |
"立鮮調進なかがわ" の基本姿勢を示す "立鮮調進" という言葉の説明もされている。耳慣れない"立鮮調進"という言葉の意味は「新鮮な自然素材の持味を生かし、余分な手を加えずにつくりたての商品をお届けする。」とのこと。
食材を加工してお客様に届ける なかがわ にとってとても重要な言葉のようだ。
しかし、ゆっくりと包み紙に書かれている内容に感心している余裕がなくなるほど、お腹がすいてきたので、包み紙を楽しむのは ほどほど にして、弁当の中身を見る。
醤油ベースのたれで味付けされた穴子がメインなので、茶色っぽい色がお弁当の大半を占めるため、見た目は地味でイマイチだ。しかし、この茶色と蓋を開けた時に鼻に近づく醤油の香ばしい風味で食欲が更に高まる。
早速、穴子とごはんをいただく。
見た目の濃い茶色からは想像できないほどに、あっさりとして上品な味わいにおどろく。
穴子もご飯も意外とあっさりした味 |
甘辛いたれでこってりな味をイメージしてたので、この上品な味付けはギャップがあってとても良い。
最初はあっさりし過ぎてるかも、と思ったけど、食べ進めるに連れ味が深まって行く。
もっと味が濃いものを望む人も大丈夫。ちゃんとたれも付属してるし、添えつけの昆布でしっかりと補える。
醤油っぽい味が続くので、飽きがすぐに来るけど、玉子焼きと湯葉が口の中をまろやかにしてくれる。
湯葉があると京都らしい |
このような上品なお弁当もたまにはイイ。
参考
(おわり)
0 件のコメント:
コメントを投稿