「峠の釜めし」は有名なお弁当なので、前からずっと気になっていた。先日行われた京王百貨店の駅弁大会でも大人気だった。
食べてみて、その大人気の理由がよくわかった。
あこがれの峠の釜めし! |
駅弁屋・祭で実演販売ではないけど、お店の正面に「峠の釜めし」のスペースがあり、そこで支払もできるようになっていた。
早速購入してみると、なんと容器が温かい。近くで実際に作っているのかな?
最初に「峠の釜めし」の容器を持ったときに感じたけど、ずっしりしている。なんで?と思って袋から出してみて驚いた。
とても立派な容器だ。
立派な陶器の入れ物 |
このお弁当のパッケージに次のようなメッセージがあった。
山の幸にて風味豊かに調整してあります持って帰ってちゃんと自宅で使えるのがうれしいね。持って帰らないけど。
容器はそのままご家庭で140g(1合)のご飯がおいしく炊けます
このような手のかかった容器は、駅弁の気分を盛り上げてくれる。立派な容器だ。捨てるのはとてももったいない。捨てたけど。
あと、漬物が別の容器に入ってるの、なんか嬉しい。
漬物が別の容器に入っている! |
おそらく、陶器の容器の中にすべての具材を入れて炊き上げて完成させるお弁当なので、漬物は容器の中に入れておけないのだろう。
でも、こういう手のかかった容器は、駅弁という風情が高まる。
と、ようやく食べ始める。
ご飯の上に、鶏肉、栗、うずらの卵、ごぼう、筍、椎茸、杏、しょうがが所狭しと並べられている。
杏子と栗の彩りがよく、なんだか上品だ。
栗の黄色が綺麗だ |
僕はお弁当に入ってる椎茸が大好きなので、さっそく椎茸から。
やはり椎茸おいしい。椎茸はどのお弁当でも期待を裏切らない。甘辛い味付けと椎茸の味と風味が絶妙。椎茸のもにょもにょとした食感の良さも無視できない。
鶏肉は醤油ベースであっさりと味付けがされている。ほんのり暖かくて柔らかい。食べ応えのある大きさなのが嬉しい。
鶏肉はあっさり味 |
そして杏。
炊き込み御飯の上に甘い杏が乗ってることに、一瞬ひるむ。でもこれが意外にも合う。全体的に醤油ベースの味が続くけど、この甘酸っぱい杏がお弁当全体のアクセントになっていて、飽きずに食べられる。
甘いあんず |
結構ボリューム大きいねぇ。
ごぼうのシャキシャキ感がたまらない。きんぴらごぼうのような味がしっかりとついているので、ご飯と一緒に食べると最高。ご飯を食べるスピードが一気に早くなる。
全体的に野菜が多くて、脂っこい要素がないので、女性が好みそうな気がする。
地味な話だけど、漬物容器の中にわさび漬けが入ってたことにちょっと驚き。
わさび漬けも入っている! |
参考
峠の釜めし |
(おわり)
0 件のコメント:
コメントを投稿